一時帰国でチャンギに向かう時に、先日ブログでもご紹介したプロモコードを使うべく、Grab carをブッキングしたんです。
プロモコードの過去記事はこちら
ちなみにGrab car(グラブカー)とは
一般人がドライバーとなり、普通の乗用車をタクシー代わりに使うビジネスモデル。Uber Xと同じですね。
プロのドライバーではなく一般人がドライバーです。
自分の車を使い、仕事やお休みの日など、空き時間を使って副業しているケースが多い印象。ブッキングフィーがかからないなどのメリットがあります。
その時、初めてGrab carでヒヤっとした体験をしました。
アプリで予約すると、つかまったのは女性ドライバー。「おお珍しい」と思っていると、どうやら道に迷っているようでなかなか来ない。
我が家はすこしマイナーな場所にあるので、のんびり待っておりました。すると電話が。
ドライバー「少し迷ったので遅くなった。建物の名前は〇〇マンションよね?」
私「いや違う。〇〇〇というコンドです。あなたが今いる場所の近くで、住所は〇〇〇〇」
ドライバー「え、あなた違う住所入れてたわよ!」
私「え?(そうだっけ…?)ごめんなさい。この住所が正しいから来てくれる?」
電話を切った後、慌ててアプリを確認する私。住所、合ってるやないかーい!
まぁこういう事あるある、とここまでは普通。
5分後位にやっと車が到着。
降りてきたドライバーは予想以上にご高齢でまず驚く。
(下手すりゃ、私のおばあちゃんと言っても通用する位です。)
おばあちゃんなので、スーツケース×2をトランクに入れるのも当然手伝えません。というか腰ボキッといきそうで手伝わせられない。
運悪くトランクが高い位置にある車だったので、スーツケースを持ち上げてなんとか入れます。
ドライバーに「もう一つは前の席に入れて」と言われちらっと助手席を見ると、上着やらバッグやら飲み物やらが散乱しており、私物だらけ…。
この段階で「うーむ、ちょっとアレなドライバーかも」と何となく覚悟しました。
助手席には入れられそうもない、かといって後部座席にもう一つのスーツケースを入れてしまうと座る場所がなくなる。なんとか2つともトランクに入れ、座席に座り出発しました。
ようやく出発か、と思いきや、なんともスローーーーーーーーーな運転…。
見ると30~40kmしか出ていません。
「えええええええ、で、出だしだけだよね?ちょっとのってきたらスピード出すよね?」と思っているが、そのままスローに30~40kmで進み続けます。
もちろん法定速度内だし安全運転なんですけど、ちょっと車線はみ出してるしウィンカー出すのものすごく遅いし、信号への反応も1テンポあとだし、そして何よりノロノロ運転。。。おばあちゃん大丈夫!!???
周りの車、案の定少し距離を置いて追い抜いていきます。そりゃそうだ…。
そしてチャンギに向かうPIEへ入る。「さすがにPIEでは…たのむ」と思ったものの、最大で60kmでした。
60kmならいいじゃない、と思うかもしれませんが(法定速度はMax80km)、PIEって他の車は最低80kmだぜって感じでスピード出してるんですよね。
なので60kmだとものすごくノロノロ運転に感じます。いやむしろ危険。
昔、免許取り立てで高速を走っていた際に夫から
「もっとスピード出さないと危ないよーこわいこわい」
と言われたことを思い出しました。なるほどこういうことか。
そう、一台だけ明らかにノロいのです。右から左からビュンビュン追い越されていくわけです。そして相変わらず少し車線をはみ出している。追突されるんじゃないかとヒヤヒヤでした。
その場で文句を言いたかったんですが、「じゃあここで降りて」と言われてPIEのど真ん中で娘と荷物と私で取り残されたら困るな…夜遅いし、フライトも迫ってるしと思い、ヒヤヒヤしながらも我慢。
すると私のひきつった表情が見えたのか?
ドライバーが突然「あなたの荷物は重過ぎるわ」と一言。
おそらく「トランクに入ってるあなたの荷物が重過ぎるからスピードが出せない」という意味だったのか?と思うのですが…ちょっと意味不明。
スーツケースは二つありましたが、一つは半分しか入れておらずガラガラだったので、合計で20㎏程度です。
「いや、二つで20㎏しかないよ」と言い返すと、おばあちゃん黙る。何が言いたかったのだろうか…。
もうそろそろ着くか、と思った頃に出口を間違えそうになり、その出口付近で少し止まる、という高速ではあるまじきことも。夜中です。
今思い出すとめっちゃ怖いですね。後ろに車がいなくて本当によかった。
かくして、ものすっごくヒヤヒヤしながらも無事にチャンギに着きました。
いつもは我が家から20~25分あれば着くチャンギですが、40分程かかっておりました。 (道は空いていました)
そして極め付けが、レシートの確認時に知った謎の「toll&others $10チャージ」…。なにこれ?
すぐにGrab Carに問い合わせメールを送ったところ、6日後に「ごめんごめん、excess chargeの$10はカードに返金するね」と返答がきました。
一体何だったのか、おばあちゃんの手違いなのか…いまだに分かりません。
ちなみに、問い合わせメールに「彼女はドライバーをするには高齢すぎる」と事の顛末も書いたのですが、それに関しては返答無し。
Grab car、タクシー不足の時には便利なんですがこういうリスクもあるのだなーと身にしみました。
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